補助金申請業務を通して思ったこと2
補助金申請業務に携わる機会があったのでそのことについて記載しています。自分へのメモ的な要素もありますので、ご容赦願います。
本記事では1.2論理的に書くと1.3社長の思いについて述べています。
対象読者
- 中小企業診断士を目指している方
- 補助金業務に関心のある方
- 自分
結論
- 基本に忠実に
SWOT分析大事!
- フレームワークは使わなきゃ損です。先人の知恵の結晶
補助金とは
まず補助金について解説します。
かんたんに言うと補助金は政府による中小企業への金銭的な支援のことです。
審査基準を満たせば、どの会社も申請できます。
補助金にはさまざまなタイプがあります。以下にメジャーな物をあげます
- 事業再構築補助金:中小企業等の新分野展開、業態転換、業種転換等の思い切った「事業再構築」の挑戦をサポート
- ものづくり補助金:ものづくりやサービスの新事業を創出するために、革新的な設備投資やサービスの開発、試作品の開発などをサポート
- IT導入補助金:日々の業務の効率化や自動化のためのITツールの導入をサポート
- 持続補助金:小規模事業者が作成した経営計画に基づいて行う販路開拓の取組をサポート
補助金によっては、1,000万円以上の支援が得られるので、中小企業にとってはありがたい制度です。
では次から学んだことを書いていきます。
1.基本が大事
やはり何事も基本が大事ですね。
では補助金申請業務のを通して、改めて思った基本とは何か
- 自社と市場の分析(SWOT分析)
- 論理的に書く
- 社長の思い
です。
中小企業診断士の勉強をしている人にとっては当たり前のことだと思います。
試験あるあるで、試験しか使わないやつもありますが、これはほんと必要です。
1.1 自社と市場の分析
1.2 論理的に書く
本記事の本題、「論理的に書く」について解説します。
ここではあまり新しいことを書きませんが、やっぱり基本が大事だよねということです。
PREP法に近いイメージでしょうか。
PREP法:結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論
の構成で文書を書くこと
もしくはWHYでつながるロジックツリーを作成するイメージで、補助金申請の文書を書いていきます。
A事業をはじめる。その中でもXX企業(ペルソナ)に対するサービスを提供する。
⇨結論
と書いたとします。
次に
・なんでA事業?
・なんでXX企業?
をかきます。
なんでA事業? ⇨理由+具体例
A事業はすでに参入しているとかの可能性もあります。もしくは今やっている事業とシナジー効果があるとかですね。
シナジー効果があるならなぜシナジー効果があるのかの説明も必要です。
なんでXX企業? ⇨理由+具体例
それは自社のサービスではこんな課題が解決できるからとか
自社の強みを活かすことで、XX企業の課題に資することができる
みたいな感じでしょうか
ここで注意点です。
XX企業に課題があるとあなたが思っているだけではだめです。
客観的事実が必要です。
そのため、様々な機関が公開している調査レポートを参考文献として示すことは忘れないようにして下さい。
客観的事実があると、説得力が増すねー
これがないとそれあなたの感想ですよね?って言われてしまう😂
1.3 社長の思い
これもそのままですね。
しっかり、社長の話を聞いてあげましょう。
社長の言ったことと全然違うことを書いてしまうと、書き直しになってしまします。
さらに、悪いことに
次の案件に繋がらないということになってしまいます。
これは避けたいですよね。
本来、補助金申請業務は顧問契約など長期契約に結び付けるための機会です。
必ず、社長の思いを汲み取り、それを申請書にいれるようにしましょう。
もちろん社長の思いをそのまま入れると採択されないかもと思ったら、
相談して少し方向修正するなどしましょう。
ここでいいアピールできれば、顧問契約も結びつくわけかー
そっかぁ。これが入り口になるんやねー
補助金申請はやらん方がいいとか聞くけど、必ずしもそういうわけでもないやね
事業計画書を書く方は、参考にしてみて下さい。
2のフレームワークは使わなきゃ損です は次の記事に回します。