補助金申請業務を通して思ったこと1

補助金申請業務に携わる機会があったのでそのことについて記載しています。自分へのメモ的な要素もありますので、ご容赦願います。
本記事では1.1自社と市場の分析についてのみ書いています。ほかの内容は別記事です。

対象読者

  • 中小企業診断士を目指している方
  • 補助金業務に関心のある方
  • 自分

結論

  • 基本に忠実に
    SWOT分析大事 ほんとに
  • フレームワークは使わなきゃ損です。先人の知恵の結晶

補助金とは

まず補助金について解説します。
かんたんに言うと補助金は政府による中小企業への金銭的な支援のことです。
審査基準を満たせば、どの会社も申請できます。

補助金にはさまざまなタイプがあります。以下にメジャーな物をあげます

  • 事業再構築補助金:中小企業等の新分野展開、業態転換、業種転換等の思い切った「事業再構築」の挑戦をサポート
  • ものづくり補助金:ものづくりやサービスの新事業を創出するために、革新的な設備投資やサービスの開発、試作品の開発などをサポート
  • IT導入補助金:日々の業務の効率化や自動化のためのITツールの導入をサポート
  • 持続補助金:小規模事業者が作成した経営計画に基づいて行う販路開拓の取組をサポート

補助金によっては、1,000万円以上の支援が得られるので、中小企業にとってはありがたい制度です。

では次から学んだことを書いていきます。

1.基本が大事

やはり何事も基本が大事ですね。

では補助金申請業務のを通して、改めて思った基本とは何か

  1. 自社と市場の分析(SWOT分析)←この記事はここについて
  2. 論理的に書く
  3. 社長の思い

です。
中小企業診断士の勉強をしている人にとっては当たり前のことだと思います。

試験あるあるで、試験しか使わないやつもありますが、上記3つは仕事でも必要です。

2、3は別記事です。

1.1 自社と市場の分析

まずは自社と市場の分析です。

ここで役に立つのがSWOT分析です。

内部環境の観点
 S:強み
 W:弱み

外部環境の観点
 O:機会
 T:脅威

を分析するフレームワークですね!中小企業診断士なら避けてはとおれない必須知識。
戦略を考える上でこれなしでは進められません。

補助金申請においては、強み機会が特に重要です。

補助をしてもらうにあたって、顧客があなたの会社を選ぶ理由はなんですか?
(補助して本当に付加価値があげられるの?)

これに回答できる必要があります。
そして回答は必然的に強みを活かす方向になります。

そして次に機会です

みなさんならどちらの市場に投資しますか?

・人口が減少中、GDPの伸びは1%?の日本市場
・人口が増加中、絶賛発展中でGDP5%以上で伸びているインド市場

やっぱり成長する方ですよね、衰退する分野にはあまり投資したくないと思います。
(深く分析すると日本に投資とかあると思いますが…)

これは審査員も同じで、成長する分野である方が投資しやすいです。
つまり、採択される確率が高くなります。

次に分析方法を説明します。

強みの分析方法

会社へのヒアリングを通して、強み、弱みを分析します。
申請会社と協業や事業を一緒に進めようとしている会社なども含めた3社で会議できるとよいですね。
自社では気がついていない、良い部分などを協業している会社が教えてくれることが多々あるからです。
今はzoomなどオンライン会議が簡単なので、3社で会議は問題なくできると思います。

これはぜひやってほしいです!

パグ蔵

なるほど!自分では見えていない部分って結構あるもんね。
自分では当たり前と思っていても、実は当たり前でないことってたくさんあるかも

市場の分析方法

市場分析は主にインターネットで調べます。
国や帝国バンクなど様々な団体が情報を公開しているので、それを参考にします。
これまでの推移やこれからの予想など探します。
これは地道な作業ですが、根拠となる数値を示さないと支援は得られませんので。

フェルミ推定といったテクニックもありますが、
まずはちゃんとした団体の調査結果を探すのが簡単ですし、説得力が増すので、
そちらがおすすめです

この時に注意したいのが、
自社の強みを活かして、特に誰の何を解決できるのか
も考慮にいれてに調査することです。

これはマーケティング的な話になりますが、みんなにいい顔してもだめです。
最終的にはSTPを意識する方が、事業計画書が書きやすくなりますし、
特にこんな顧客のこんな課題を解決するというのがあると、具体性がグッと増すからです。

パグ蔵

ペルソナってやつか!
たしかに誰のどんな課題に資するのかが具体的だと想像しやすいね

事業計画書を書く方は、参考にしてみて下さい。

2の論理的に書くは次の記事に回します。

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