就職活動 エントリーシートの書き方1
対象読者
- 就職活動中の学生
- 転職しようとしている人(第二新卒など若めの人)
大学生と交流する機会があり、ちょうど就職活動中だったので、
自分なりの経験を踏まえてエントリーシートの書き方を記事にしてみました。
参考になれば幸いです。
結論
- IR資料を読みこみまくろう
- 自分史を作ろう
- 1.と2.の分析結果を合わせてエントリーシートを作ろう
本記事では「IR資料を読みこみまくろう」について解説しています。
自分史を作ろう以降に関しては別記事です。
1.IR資料を読みこみまくろう
IR資料は企業が株主や投資家に向けて経営・財務・業績の状況や今後の見通しについてまとめた資料です。
これは上場企業に限った話になってしまいますが、かなり強力な情報源です。
これを読み込めば大体のことが書いてあります。
受けようとしている会社のIR資料(特にアニュアルレポート)+競合分は絶対読んでください。
これを読んでいるかいないかでESの中身の濃さが全然ちがってきます。
IR資料を開示していない企業の場合は、地道にネットで検索して調べるしかないです。
同じ業界の他の会社のアニュアルレポートも読みます。
そして、どのような違いがあるのかも理解することも大事です。
アニュアルレポートを読んでわかること
- 会社のこれまでの歩み、理念、歴史など(過去)
- 会社の強み、他社と差別化できるところ(今)
- 会社のこれから先の方向性(未来)
過去から未来に向けて理解していく感じです。
過去を理解してちょっと自分とは合わないなと思ったら変更するものありだと思います。
1.1 会社のこれまでの歩み
ここでは会社の理念など、なんでこの会社は存在しているのかを理解するフェーズです。
ここに関しては個人的な意見になりますが、
企業理念やミッションなどを掲げていない会社はやめた方がいいです。
(スタートアップなどは除く)
また、共感できない場合にもやめた方がいいと思います。
あなたは何を考えているか分からない会社で働きたいと思いますか?
理念は会社の軸みたいなもの、もしくは今後の方針を考えるうえで立ち返る場所です。
これは会社の存在意義や考えを表明しているので、理念がないとブレブレの経営になってしまします。
今の日本の政治みたいなもんです。笑
ちょっと前にで牛を増やせーーと言っておいて、今は多いから○せーー
と言っています。
政府の言うこと素直にきいた人は、飼料費用高騰で苦しんでいます。
自分の利権や選挙に受かることが第一目的の政治家なので、ブレブレも仕方ないですね…
発言がころころ変わると信頼できなくなるもんねー
あと、少し専門用語になってしまいますが、
「経路依存性」
という強みの発見につながる可能性もあるので、おすすめしています。
経路依存性とは会社のこれまでの歴史などによって形成されたものを指します。
簡単にいうと、企業文化とか社風とか、他社が簡単に真似できないものです。
弱みとして使われる場合もありますが、ここでは強みとして捉えます。
1.2 会社の強み
なぜ会社の強みが必要なのかというと
「なんで貴社を選んだのか」の回答になるからです。
A社、B社があって、なぜA社なのですか?と聞かれたときに
A社の強みに惚れ込んだみたいな感じでしょうか。
それB社もあるよね?と言われるような回答は終わりです。
たとえば車が作りたいからトヨタです。みたいな回答は確実にダメですよね。
強みは差別化ポイントと読んでもらってもいいです。なので、
これがないと他のエントリーシートにも同じようなこと書いているのだろうな
と思われ、エントリーシート通過はしないと思います。
または面接官の質問に答えられないので落る確率が高くなります。
業界の複数企業のアニュアルレポートを読むことで、
会社毎の特徴や強みみたいなものが見えてきます。
例えばシェアNo.1とか書いてあったら、その製品について調べてみれば、
なぜシェアNo.1なのか=会社の強み
がわかります。
資料は隅々まで読んでください。
小さく書いてあるけど、これかなり使える差別化ポイントや!
みたいな内容がアニュアルレポートには盛りだくさんです
たくさんの差別化ポイントを探しましょう!
差別化は戦略の基本だからねー
絶対何かしら書いてあるはず。
差別化できてないなら、もう潰れてるよね
1.3 会社のこれからの方向性
次は未来について語りましょう
あなたが入って、もしかしたら数十年とか働く可能性のある会社です。
これからの方向性などはしっかり理解しておきたいですね。
特にここで重要なのは、
・今、所属してる業界の状況
・今後どのような事業をすすめるのか
です。
まず今所属している市場や業界は
・衰退市場か
・横ばいの市場か
・今後も伸びそうな市場なのか
・収益性の高い業界か
・競争の激しい業界か
・参入障壁の高い業界か
などなど様々な観点があると思います
業界はかなり大事です。それは同じ職種でも業界によって給料が違うからです。
同じアウトプットを求められるなら、できるだけ高い給料がいいですよね。
ネットで職種と業界の年収の関係を調べてみてください。
特にITエンジニアはほぼどの業界の企業も募集しています。
同じ給料なら働く時間が短いともいえるのか
働きたくないから、短い時間で同じ給料がいいわ
早く終わらして寝よーっと
そして、今後どうするかっというのも重要ですね。
売り上げ(利益)は社員の給料の原資になるので、
売り上げが伸びないと給料はあがらないと思ってもらっていいです。
こんな会社には入らないようにしましょう。
ご飯代はしっかり稼いでよ!
どのような市場に今後参入していくのか
それによって営業利益は伸びそうなのか
この時にどうやって新しい分野を伸ばすのか
を探しながらレポートを読みましょう。
ここのどうやっては1.2会社の強みの章で探した強みが生かされている可能性が高いです。
そしてその強みは会社にとって重要とされているということです。
ここで調べた内容は次の自分史で棚卸しした自身の分析結果と合わせて使います。
ここまでで会社の状況把握が出来ました。
本当にこの会社に入りたいのかも再考してみるのといいですね。
未来に重きを置いて検討するのがいいと思います
次は自分の状況把握です。
2.自分史を作ろう
2.は次の記事に回します。
ここまでお読み頂きありがとうございます。